先発した阪下漣投手をねぎらう東洋大姫路の平野真吾部長=19日午後、西宮市の甲子園球場(撮影・斎藤雅志)
先発した阪下漣投手をねぎらう東洋大姫路の平野真吾部長=19日午後、西宮市の甲子園球場(撮影・斎藤雅志)

 全国高校野球選手権で43年ぶりの4強進出を逃した東洋大姫路。快進撃を支えてきた平野真吾部長(45)は、“東洋一筋30年”のOBだ。「最後までやりきれ」。自ら信じる「東洋魂」を生徒に伝え続けてきた。19日の準々決勝でも終盤に粘りを見せた選手の姿に目を細め、「ここまで連れてきてくれてありがとう」と涙を浮かべた。