神戸・三宮のサンキタ広場は、さまざまな世代や人種が行き交う国際都市の玄関口であり、定番の待ち合わせスポットだ。選挙戦では街頭演説の場としても、一等地に位置付けられる。
物価高対策や外国人政策、教育問題…。争点が多岐にわたる今回の参院選でも、各立候補者の陣営が入れ代わり立ち代わり広場に登場。それぞれの正義を公約として掲げ、声をからす。有権者受けを狙ってだろう。その主義主張は、時に過激さを増す。
折り返しを迎える舌戦の狂騒の中に、投票権を持たない外国人や若者たちの姿もあった。この選挙、彼らの目にはどのように映っているのか。(大田将之)