神戸新聞NEXT
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 神戸新聞社は7月の参院選に向け、インターネット上に拡散する情報や言説、政治家の発言などが正確かどうかを確認する「ファクトチェック」に本格的に取り組みます。20日までに、日本でファクトチェックを推進する認定NPO法人「ファクトチェック・イニシアティブ(FIJ)」(東京)のガイドライン活用メディアに加わりました。

 昨年の兵庫県知事選では、虚偽や真偽不明の情報が交流サイト(SNS)などで急激に拡散され、読者から「何が真実か分からない」「なぜ取り上げないのか」といった戸惑いや批判の声が寄せられました。

 こうした指摘と経験を踏まえ、新コーナー「ファクト検証 気になる情報調べます」を、紙面と電子版神戸新聞NEXTに設けます。

 これまでも特集「民意×熱狂」で、兵庫県政や県知事選に関するSNSなどの言説に対し、ファクト(事実)を検証する記事を発信してきました。参院選を前に、真偽を調べる態勢をさらに整えます。

 新コーナー「ファクト検証」では、読者の皆さんが判断に迷う情報を募ります。神戸新聞社が検証し、読者や有権者に役立つ記事を届けていきます。検証対象の言説や情報はFIJのガイドラインに基づき、その真実性や正確性を「正確」「ミスリード」「虚偽」などと判定するようにします。判定に至った根拠や理由を示し、検証過程が分かる記事作りに努めます。

 対象とする言説は事実に基づく公正な選挙を行うためのもので、特定の主義・主張や党派集団などに対する擁護や批判を目的としていません。

★特設サイト【ファクト検証-気になる情報調べます】→こちら