田植えシーズンも終盤。コメ流通の現状に不安を抱く農家も多い=兵庫県内
田植えシーズンも終盤。コメ流通の現状に不安を抱く農家も多い=兵庫県内

 兵庫県内でも備蓄米が店頭に並び1カ月半ほどがたったが、コメの価格は高止まりしたままだ。国は随意契約での追加放出を決め、価格を抑える動きを加速させているが、外国産米の販売を拡大する小売店も目立つ。田植えを終えたばかりの農家は、国産米が米国や台湾産などに押される現状に不安を感じつつ、「1年前の価格に戻ったら農業を続けられない」と複雑な思いを漏らす。