食堂の限定メニューについて話し合う姫路飾西高の生徒とアールシー食品の南裕文社長(前列左から2人目)ら=姫路市飾西
食堂の限定メニューについて話し合う姫路飾西高の生徒とアールシー食品の南裕文社長(前列左から2人目)ら=姫路市飾西

 安い、うまい、ボリューム満点が売りの「学食」。近年、物価高騰などで運営が厳しさを増す中、姫路飾西高校(姫路市飾西)の生徒が新たな企画を始動させた。その名も「食堂黒字化プロジェクト」。利用者を増やして売り上げを伸ばそうと、黒字経営校の分析や期間限定メニューの考案、交流サイト(SNS)での宣伝に取り組む。昨年10月の売り上げは前年比4割増となるなど、効果が表れ始めた。(真鍋 愛)

■「一目で分かるほど利用者が増えた」、インスタグラムで日替わりメニューの宣伝も

 午後0時半。4限目終了のチャイムが鳴り、生徒が続々と食堂へ入ってきた。唐揚げ定食、カレーライス、きつねうどん…。注文の品を受け取り、出来たてを頰張る。フライドポテトやきな粉パンなど、軽食を買い求める生徒も多い。