会見する百条委員会の奥谷謙一委員長(手前)=25日午後、神戸市中央区下山手通、兵庫県庁(撮影・笠原次郎)
会見する百条委員会の奥谷謙一委員長(手前)=25日午後、神戸市中央区下山手通、兵庫県庁(撮影・笠原次郎)

 兵庫県の告発文書問題を調べる県議会の調査特別委員会(百条委員会)が25日、知事選後初となる証人尋問を県幹部ら3人に行った。斎藤元彦知事にも出頭を要請したが、全国知事会議への出席を理由に欠席。奥谷謙一委員長は終了後の会見で、調査結果の年内取りまとめは困難とし、「年度内にはまとめたいという意見がある」と述べた。

 元西播磨県民局長は3月、斎藤氏のパワハラ疑惑などを告発する文書を配布。4月になって内容の一部を庁内窓口へ公益通報したが、県は調査結果が出るのを待たずに5月、元県民局長を懲戒処分とした。