兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」の震災30年事業を紹介するホームページ画面
兵庫県などでつくる「ひょうご安全の日推進県民会議」の震災30年事業を紹介するホームページ画面

 兵庫県知事が議会の不信任決議を受け、失職してから1カ月余り。この間、知事不在の期間が続いていることで、来年1月17日で発生30年となる阪神・淡路大震災の教訓発信や関連事業に支障が出ないか、懸念の声が上がっている。次の知事は11月17日投開票の選挙で選ばれるが、防災学者らは「30年の歩みを検証し、国内外に伝えるには今が重要な時期。トップ不在の影響は大きい」と指摘する。(上田勇紀、高田康夫)

■30年事業は大小さまざま