「被爆体験の語り部は1回経験したら度胸がついた」と語る山家好子さん=尼崎市内(撮影・鈴木雅之)
「被爆体験の語り部は1回経験したら度胸がついた」と語る山家好子さん=尼崎市内(撮影・鈴木雅之)

 ロシアが核使用の威嚇を重ね、北朝鮮のリーダーは核弾頭の増産を宣言した-。戦後78年を迎える2023年は年始から背筋が寒くなるニュースが相次ぐ。こんな時だからこそ、過酷な体験をした被爆者が絞り出す一言一言に耳を傾け、核兵器のむごさ、おぞましさを改めて訴えたい。連載「今こそ伝えたい 県内被爆者インタビュー」。初回は広島で被爆し、現在尼崎市に住む山家(やまいえ)好子さん(88)に語っていただく。