弘川欣絵氏
弘川欣絵氏

 来春の県議選への出馬に照準を定めようとした矢先だった。中道改革連合の誕生で立憲民主党出身の公認候補に決定。「新党の動きに驚いたが、役目を果たしたい」と気を取り直す。

 弱い立場の人々に寄り添ってきた。大学在学中、アフガニスタンのタリバン政権から逃れた難民が、入国管理局(現出入国管理庁)に収容された事実に衝撃を受けた。「安全地帯にやっと着いたのに、私たちの国が難民を冷遇している」。難民支援団体に参加し、認定申請や生活の支援に取り組む。

 弁護士活動を始めておよそ17年。小学6年の娘を育てるシングルマザーでもある。生活困窮者からの依頼にも真摯に向き合う。「党が掲げる生活者ファーストは実務経験からもしっくりくるキーワード」と語る。

 外国人の土地取得の厳格化など、高市政権の外国人政策に危機感は強い。「日本を第二の故郷にしたい人々も追い詰めることにならないよう、丁寧な議論が必要」。秩序のある共生社会の実現に向けて、先頭に立つ覚悟だ。(金 旻革)

【メモ】趣味は石ころの観察。何の変哲もない石が、花こう岩や泥岩と分かると本当に楽しい。「やっぱり石は地球の破片なんだな」。衆院選という大一番だが、娘は選挙後の展望が見通せず「すごく嫌そう」。説得する猶予もないまま出馬を決意しなければならなかった。

【衆院選の特集ページ】兵庫県内の立候補者一覧