リンゴ狩りが楽しめる「原観光りんご園」(兵庫県宍粟市波賀町原)がオープンした。厳しい暑さの中、丸々と育った実が薄紅色に色づいている。
同園は地元住民らでつくる原不動滝観光組合が運営。1981年、地域で盛んな林業の従事者が定年後に働ける場にしようと、リンゴの植栽を始めた。毎年シーズン中には、約4千人の観光客が訪れる。
約3・4ヘクタールの敷地内に、12品種約千本の木を栽培。このうち、収穫できるのは5品種で、現在は「つがる」が旬という。11月上旬ごろまで、「王林」や「ふじ」なども収穫できる。
今夏は晴天が続いているため、糖度が高く成長。同園の渡辺泰喜さん(67)は「これから昼夜の寒暖差が出てくると、より色味も良くなる」と期待している。
中学生以上770円(1時間)、4歳~小学生440円(同)。同りんご園TEL0790・75・3600
(辰巳直之)