空襲体験をつづった冊子を手にする島田晴夫さん=三木市緑が丘町中1
空襲体験をつづった冊子を手にする島田晴夫さん=三木市緑が丘町中1

 パイロットと目が合うほどの低空飛行、ごうごうと響く爆音、昼間でも薄暗い空-。1945(昭和20)年の神戸大空襲を体験した島田晴夫さん(91)=三木市緑が丘町中1=は「今でも覚えている」と、3部作の冊子「激動の昭和初期」をつづった。「この世に絶対はないが、戦争だけは絶対にいかん」。その思いを次世代に残すためだ。(小西隆久)