長谷川一明氏
長谷川一明氏

 関西経済同友会が2026年5月に代表幹事の任期を終える大林組副社長の永井靖二氏(67)の後任に、JR西日本会長の長谷川一明氏(68)を充てる人事を固めたことが19日、分かった。大阪・関西万博後の経済成長に向けた議論をけん引する役割を担う。近く発表する。

 代表幹事は2人体制で2年務めるのが慣例。長谷川氏は日本生命保険副会長の三笠裕司氏(62)とペアを組む。JR西日本出身の代表幹事は1998年から2年間務めた南谷昌二郎氏以来となる。

 長谷川氏は新型コロナウイルス禍で落ち込んだ運輸収入の回復を主導した。「WESTER(ウェスター)アプリ」や「モバイルICOCA(イコカ)」といったデジタル関連サービスの拡充のほか、JR大阪駅周辺のまちづくりに注力した。

【長谷川一明氏(はせがわ・かずあき)】東大卒。81年旧国鉄。JR西日本社長を経て25年6月から会長。三重県出身。