104カ国・地域の1073人がエントリーし、5月にユニバー記念競技場(須磨区緑台)で開かれた「神戸2024世界パラ陸上競技選手権大会」の組織委員会会長を務めた増田明美さんに、市はスポーツ特別功労賞を贈った。新型コロナウイルス禍で延期となった大会を成功に導いた功績をたたえた。増田さんは「人生でベスト5に入る楽しい大会。これからも神戸と関わりたい」と笑顔を見せた。(門田晋一)
世界パラ陸上は東アジア初開催。当初は2021年の予定だったが、コロナ禍が収束せず、2度の延期で今年にずれ込んだ。5月17~25日の9日間に168種目が行われ、約8万4千人が観戦。企業や団体からの協賛金で県内の児童・生徒約3万人を無料招待した学校観戦会は大会のレガシー(遺産)となった。