六甲山の登山道を馬が歩いている(森地一夫さん提供)
六甲山の登山道を馬が歩いている(森地一夫さん提供)

 明治時代後半、六甲山上は神戸ゴルフ倶楽部(くらぶ)ができるなど、外国人から注目され始めた。やがて余暇を過ごす最適の地とされ、現代のような身近な山になっていく。徒歩での登山を除くと、当時の山上への主な交通手段はかごだった。いや、そう思っていた。