女性2人の遺体が見つかった住宅(中央)=19日午後6時59分、たつの市新宮町段之上
女性2人の遺体が見つかった住宅(中央)=19日午後6時59分、たつの市新宮町段之上

 19日午前10時半ごろ、兵庫県たつの市新宮町段之上の民家で、この家に住む女性(74)と娘(52)が血を流して倒れているのを、県警たつの署員が発見した。捜査関係者によると、2人とも上半身に複数の刺し傷などがあった。いずれも現場で死亡が確認され、兵庫県警は事件に巻き込まれた可能性があるとみて捜査している。

 署によると、2階建て住宅の玄関付近と1階の廊下にそれぞれ倒れており、玄関は施錠されていなかった。凶器のようなものは見つかっていないという。同日午前9時半ごろ、知人が「連絡が取れない」と交番に届けたため、署員が家を訪れて発見した。

 県警は遺体を司法解剖し、死因や死亡時期を調べる。

 現場は、JR播磨新宮駅から南約1キロの住宅街。人通りは少ない地域という。

 近くに住む男性会社員(42)によると、母娘は2人暮らしとみられ、近所付き合いは少なかった。「午前11時ごろ、警察官が『規制線を張らせて』と訪ねてきた。付近は地元の住人ばかりで、不審者がいれば気付くはず」と首をかしげた。

 50代女性は約3週間前、女性とごみ捨て場で会ったが「変わった様子はなかった」。専門学校生の男性(18)は「この辺で事件なんて聞いたことがない」と顔をこわばらせた。