男性が倒れたとみられる現場付近=20日正午、姫路市岩端町
男性が倒れたとみられる現場付近=20日正午、姫路市岩端町

 兵庫県姫路市岩端町のマンション敷地内で20日午前、男性が刺され死亡する事件があり、県警姫路署は同日、亡くなったのはこのマンションに住む会社員の男性(33)と明らかにした。同市消防局によると、男性の背中には約5センチの刺し傷があったという。

 同署などによると、20日午前8時過ぎ、マンション1階の玄関口付近にいた工事関係者が、地下駐車場からよろよろと歩いてきた男性に気付き声をかけた。男性は「刺された」と話して倒れ、その後意識を失ったという。

 マンションは10階建てで、男性は4階に家族と住んでいた。付近から刃物などは見つかっておらず、同署は事件に巻き込まれた可能性もあるとみて、詳しい状況を調べている。

 現場はJR姫路駅から北西約2キロの住宅街。近くの小中学校の児童・生徒は、警察官や教職員らに見守られながら集団下校や保護者の送迎で帰路についた。

 会社を早退し、小学4年の長女と同2年の長男の下校に付き添った女性(42)は「自宅近くで起きた事件なので怖い。戸締まりをしっかりして、子どもは絶対に一人で出歩かせないようにしたい」と緊張した面持ちで話した。

 現場の近くに住む主婦の女性(77)は「この辺りは普段、事件などがほとんどない落ち着いた場所なのでびっくりした。今日は人通りの多いところを通ります」と不安げに語った。