「たんぽぽ」 坂本 遼
おら肺が弱いので
空気のんで
たんぽぽの冠毛（おばはん）をふくのや
冠毛は寒さうに首ちぢめて
仲よしさうに手つないで
春といつしよに
うれしさうにいつてしまふのや
＜古里の春 たんぽぽの詩人、坂本遼＞(上)土着の視座 母への純粋な愛こそ魅力
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