飾磨消防署(姫路市飾磨区)が飾磨高校(同)と連携し、デジタル技術とともに育った若い世代の視点を生かした防火プロジェクトが、総務省消防庁の「予防業務優良事例」優秀賞に選ばれた。姫路市消防局の公式インスタグラムに、生徒会や美術・アニメーション部と共同制作したショート動画を投稿。プロジェクトの啓発イベントには、書道部や吹奏楽部も協力した。(井上 駿)
■インスタ再生20万回も
同プロジェクトは昨春からスタート。昨年6月には飾磨高校で同署員が火災予防の授業を行った。その後、書道部が「火つけとうとき そば離れたらあかんよ」など播州弁を用いた防火標語を考え、書道作品にして同署に贈った。また昨年11月、商業施設で催した「消防フェア」には、同部や吹奏楽部も出演して展示やパフォーマンスを披露した。