ラウンド練習をする日ノ本学園高校ゴルフ部の部員たち=旭国際姫路ゴルフ俱楽部
ラウンド練習をする日ノ本学園高校ゴルフ部の部員たち=旭国際姫路ゴルフ俱楽部

 日ノ本学園高校(姫路市香寺町香呂)のゴルフ部が、「緑の甲子園」と呼ばれる全国高校ゴルフ選手権大会に男女とも団体で初の出場を決めた。恵まれた練習環境で実力を伸ばして関西予選を突破し、創部3年目で快挙を達成。個人部門でも3人が出場する。同部主将の3年進藤太雅(たいが)さん(17)は「全国大会の出場は地域の皆さんの協力があってこそ。上位を目指して頑張りたい」と意気込んでいる。(成 将希)

 同校は、昨年春に女子校から男女共学に移行。ゴルフ部は、その前年の22年春に競技経験者の男女3人で創部した。学校近くの旭国際姫路ゴルフ俱楽部や福崎東洋ゴルフ俱楽部(福崎町)などの協力を得て、ほぼ毎日ラウンド練習に取り組める。苦手なショットを集中して練習できるため、部員が大きく力を伸ばした。

 同部は、男女の個人・団体とも5月の県予選を突破。6月3、4日に神戸市北区であった団体の関西予選は、4人一組で2日間コースを回り、上位3人の合計スコアで争った。男女とも4位に入り、関西代表の座を初めて勝ち取った。