子どもたちに漆塗りの箸の使い方を教える加藤朋子さん(左から3人目)と尼崎双星高の生徒(右)=園田愛児園
子どもたちに漆塗りの箸の使い方を教える加藤朋子さん(左から3人目)と尼崎双星高の生徒(右)=園田愛児園

 需要の低迷や後継者不足で国産漆の生産量が減少し、日本の伝統工芸である漆器の売上高も縮小している。そうした中、若い世代に良さを知ってもらおうと、尼崎双星高校(尼崎市口田中2)の生徒が、市内にある県内唯一の色漆製造卸売会社「賀名生(あのう)漆工芸」(南塚口町3)と連携し、インターネットのクラウドファンディング(CF)に挑戦している。(広畑千春)

■課題研究の一環、クラファンにも挑戦

 商業学科3年の課題研究の一環。毎年グループごとに市内の企業などと連携しており、10月から12人が同社の2代目、加藤朋子さん(49)から話を聞いた。