瀬戸内海の春の風物詩で、近年は極端な不漁が続くイカナゴのシンコ(稚魚)漁について、兵庫県内を含む大阪湾の漁業者らは6日までに、3年連続の休漁を決めた。一方、播磨灘の漁業者らは同日、解禁日を17日と決めた。県によると、両海域で記録がある1987年以降で最も遅い解禁日となる。
大阪湾では今月2日、調査操業を実施。神戸市内の漁業者でつくる摂津船びき網漁業協議会の前田勝彦会長(59)によると、捕れたシンコは全長が比較的そろって質が良かったという。前田会長は「昨年まで2年連続で漁を我慢し、明るい兆しが出ている。今年も休漁して将来に期待したい」と話した。
一方、播磨灘は6日の試験操業で漁獲量が極めて少なかった。解禁日を遅らせたのは、シンコが育って同じ漁獲重量当たりの匹数が減り、資源保護につながるからという。17日の結果次第で、翌日以降も続けるかどうか検討する。
シンコ漁の日程は、播磨灘と大阪湾の漁業者らがそれぞれ、漁況予報や試験操業などを基に自主的に決めている。(藤森恵一郎)

























