2歳児が牛乳パックを持つときの感覚を再現した「2歳の朝食」=神戸阪急
2歳児が牛乳パックを持つときの感覚を再現した「2歳の朝食」=神戸阪急

 自分よりずっと大きな「巨人」に、はるか頭上から怒られたら? 伝えたいことがあるのに、泣き声でしか表現できなかったら? 赤ちゃんや子どもが見ている世界を大人が疑似体験できる「もっと!こどもの視展」が、神戸・三宮の神戸阪急新館8階で開かれている。12の展示で、楽しみながら子どもへの理解を深められる。8月5日まで。(広岡磨璃)

■しゃべった言葉が泣き声に、幼児の視界を再現する装置も

 広告大手電通の社員有志でつくる「こどもの視点ラボ」が企画した。ラボは専門家の知見を取り入れながら研究しており、2022年に東京で「視展」を初開催。関西での展示は今回が初めてとなる。