296席を備える「アミュスタ!KOBE」の映画ゾーン(大栄環境提供)
296席を備える「アミュスタ!KOBE」の映画ゾーン(大栄環境提供)

 神戸・六甲アイランドの商業施設「ロッコウアイパーク」9階に25日、映画の上映やスポーツのパブリックビューイング(PV)、イベントなどを行う「アミュスタ!KOBE」がオープンする。映像のほか、キャラクターの企画展なども催し、子どもや家族連れが楽しめる娯楽空間を目指す。

 映画ゾーンは二つのスクリーンを構え、席数は296席と167席。子ども向けのアニメ作品や、過去の洋画・邦画を上映する。作品は新作は予定せず、来場者の要望も聞きながら選ぶという。スクリーンを活用し、スポーツのPVなども計画している。

 ゲーム機や写真シール作製機、カプセル自動販売機「ガチャガチャ」などのコーナーも用意。イベントごとに「推し」が集まる目的型の集客を狙い、25日からはネコの人形を使ったこま撮りアニメーション「こまねこ」の展示を企画する。

 同パークは大型複合施設「神戸ファッションプラザ」の商業棟にあり、2011年に前身の映画館が閉館したのを機に大半が閉鎖された。19年に廃棄物処理大手の大栄環境(本部・神戸市東灘区)が建物を取得し、スーパーのヤマダストアー(兵庫県太子町)などを誘致。アミュスタの開業で、全てのフロアが埋まる形となる。(横田良平)