昨年発売した墜落防止装置「テトラブロック」を手にする藤井信孝社長。ディスクブレーキを内蔵し、海外市場も視野に入れる=加東市上滝野、藤井電工本社
昨年発売した墜落防止装置「テトラブロック」を手にする藤井信孝社長。ディスクブレーキを内蔵し、海外市場も視野に入れる=加東市上滝野、藤井電工本社

■作り手、使い手 双方の「愛」で安全を実現。

 電柱や建築現場などの高所から、作業者が落下するのを防ぐ命綱だ。

 「安全帯」と呼ばれる墜落制止用器具のトップ企業で、国内シェアの約6割を握る。電力、通信業界に強く、送電鉄塔の建設工事では、製品が業界標準として必ず使われる。