神戸大学旧教育学部に保管されていた「戦争柄」の着物=神戸市灘区鶴甲3
神戸大学旧教育学部に保管されていた「戦争柄」の着物=神戸市灘区鶴甲3

 「戦争といった国家的危機がなければ日本の服は変わらなかっただろう」と指摘するのが「日本ファッションの一五〇年」の著者、平芳裕子・神戸大大学院教授(ファッション文化論)。「危機」は過去2度あった。その2度とも日本の服に大きな変化がもたらされた。