将棋の福間香奈女流王位（３３）＝清麗、女流王座、女流名人、倉敷藤花＝に、伊藤沙恵女流四段（３１）が挑む第３６期女流王位戦（神戸新聞社主催）５番勝負の第２局が１３日午前９時、札幌市中央区の京王プラザホテル札幌で始まった。
第１局は伊藤が先勝。第２局は６連覇中の福間がタイに戻すか、女流王位の初戴冠を目指す伊藤が王手をかけるかが注目される。
立会人の野月浩貴八段（５１）の合図で、先手番の福間が初手「５六歩」と指した。得意のゴキゲン中飛車に構えた福間に対し、伊藤は両者の対局では珍しく居飛車で応じた。力戦模様から伊藤が７六飛（１８手目）と横歩を取り、互いに７七角（１９手目）、３三角（２２手目）と陣形を整備した。
野月八段は「両者実戦例のない形で、序盤から一手一手細かい駆け引きが行われている。一触即発の雰囲気の中で、両者がどうバランスを取るかで中盤戦の優劣が決まる」と語った。
持ち時間各４時間で同日夜までに決着する見込み。対局の模様は神戸新聞ＮＥＸＴで中継している。
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