大学生時代から桂米朝(左)と親交のあった小澤紘司。大阪・サンケイホールでの一門会で打ち上げに招かれた(小澤紘司さん提供、1999年撮影)
大学生時代から桂米朝(左)と親交のあった小澤紘司。大阪・サンケイホールでの一門会で打ち上げに招かれた(小澤紘司さん提供、1999年撮影)

 桂米朝は上方落語をレコードやCDという「かたち」にした。落語研究家の小澤紘司は「終戦直後、上方落語家は数人だけで、みな高齢だった。確かなかたちにすることが、ご自身の使命だと思って取り組まれた」と説明する。