※応募総数 289点
広畑政巳
姫路市(5月19日)
渦巻くようなコイの動き。その中央にカルガモのヒナ。絵本のような世界を写真で表現しました。(キヤノンEOS7DマークⅡ 100~400ミリ 絞りf8 400分の1秒)
矢内彰夫
太子町(11月17日)
ニッポンが世界に誇る高速の乗り物とコウノトリの対比。絶妙な瞬間を切り取りました。(ニコンD5100 18~55ミリ 絞りf8 シャッターオート)
板井幹
洲本市(11月2日)
激しい雨に見舞われた人と馬。悪天候と地上の風景がシンクロしているように見えます。(ニコン1V3 6.7~13ミリ 絞りf4 320分の1秒)
大西敏晴
丹波市(11月25日)
異世界へいざなうような空間。良い構図だと思います。(キヤノンEOSR6マークⅡ 24~105ミリ 絞りf9.0 シャッタースピード4秒)
山内勝
淡路市、あわじ花さじき(11月5日)
夕空を背景にストロボ光が効果的です。美景である一方、迫力も感じさせる1枚です。(ニコンZ7Ⅱ 14~24ミリ 絞りf6.3 200分の1秒)
加藤誠司
丹波市の高源寺(11月23日)
苔むした階段に映える白い傘が印象的です。(ソニーサイバーショットDSC―HX99 絞りf6・3 160分の1秒)
西尾めぐみ
宍粟市(11月3日)
勝敗を決する時はドラマがありますね。(ニコンZf 28~400ミリ 絞りf6 1000分の1秒)
井奥克則
豊岡市(10月30日)
このような大群を見るのは初めてです。(ニコンZ6Ⅲ 180~600ミリ 絞りf6・3 2500分の1秒)
浜田修身
宍粟市(11月19日)
秋と冬が混在する光景。小さくても写し込んだ男性が良いアクセントになっています。(キヤノンEOSR5 24~240ミリ 絞りf11 400分の1秒)
加藤保
明石市の明石公園(11月3日)
インパクトのある人形ですね。面白い1枚です。(キヤノンEOS5DマークⅡ 28~300ミリ 絞りf10 160分の1秒)
澤勝弘
宇野徹
伊藤賢治
清光静枝
明野敏行
高橋三吉
中村秀太
内山義夫
中間弘久
西尾秀己
円山嗣夫
黒坂薫
尾﨑郁也
鳥居竹夫
田中泰一
佐々木和彦
米沢貞雄
市嶋久資
芝本智美
北本重安
裏切る1枚
デスクとして写真を選ぶ年月が長くなると、Aの現場ではこう、Bの位置ではこんな感じ―といったある程度の撮影パターンがわかってきます。ですが、マンネリ化に気付き、自問自答することもしばしば。特に写真企画の取材については、記者が撮ってきた写真を自身の経験を頼りに型にはまった選び方をしていないか注意しています。
ある取材候補地に記者が行く前、撮影方法などを話し合う機会があります。ネット検索すれば、現場の映える写真を一瞬で探すことが可能な時代です。数日後、撮ってきた1枚を見て「きれいな写真やけど、似たようなものはあるしイメージ通りかな」と感じてしまう時も。スマホで誰もが簡単に撮影できる現在、人の心に響く1枚を撮るのは昔に比べ格段に難しくなっているのかもしれません。
一方、その企画において先日、記者と写真を選ぶ際、当初に彼が意図しなかったカットを掲載することにしました。ついでにシャッターを切ったかもしれませんが、もちろん惹(ひ)かれるものがあったからでしょう。私も予想外の1枚でした。今後も良い意味でデスクを「裏切る」ような写真を期待したいです。
(映像写真部次長 中西大二)