神戸新聞NEXT | 読者の報道写真コンテスト | バックナンバー | 2024.10
神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 716 回10月 の入賞者

※応募総数 341点

一席

一席

『一期一会 』

北藤慶彦

多可町(10月13日)

播磨の名峰、千ケ峰に降り注ぐ「紫金山(しきんざん)・アトラス彗星(すいせい)」。大ヒットしたアニメ映画の幻想的なシーンを思い出しました。(ソニーα7CⅡ 70ミリ 絞りf2・8 6秒)

二席

二席

『坂越の男 』

和田康男

赤穂市坂越(10月13日)

「坂越の船祭(ふなまつり)」は海をバックに撮られたものをよく見ますが、「逆張り」が奏功したようです。バタ板をよじ登る氏子の気合が伝わってきます。(キヤノンEOS5DマークⅣ 28~300ミリ 絞りf8 250分の1秒)

三席

三席

『ハロー!! 』

広畑政巳

加古川市志方町(10月13日)

あぜ道に突然現れたイタチ。2本足で立つ姿をきれいに収めました。(キヤノンEOS7DマークⅡ 100~400ミリ 絞りf5・6 2000分の1秒)

佳作

佳作

『肝試し 』

大谷稔彦

加東市の播磨中央公園(10月26日)

BMX競技大会の一こま。スマホを構えたり、手を合わせたり…。横たわる人たちの反応に見入ってしまいます。(ニコンD850 14~24ミリ 絞りf5.6 1000分の1秒)

佳作

『山門仁王像の足 』

田上利治

佐用町船越(10月25日)

思い切ったフレーミングです。巨人が何かを踏みつけた―。そんな瞬間にも見えました。(キヤノンEOS50D 18~400ミリ 絞りf11 800分の1秒)

準佳作

準佳作

『虹、海峡を渡る 』

柏木公恵

鳴門海峡(10月23日)

不安定な天候の中で突如出現した太い虹。大鳴門橋がずいぶん小さく見えます。(キヤノンEOSKissM 55~200ミリ 絞りf9160分の1秒)

準佳作

『お疲れ様 』

田中宏

赤穂市尾崎(10月20日)

赤穂八幡宮の神幸式で披露される頭人行列は、地域の子たちが役を担います。肩車が心地よかったのかもしれませんね。(ソニーα7R 80ミリ 絞りf2・8 シャッターオート)

準佳作

『神事舞 』

板井幹

加東市(10月6日)

神秘的な雰囲気の上鴨川住吉神社「神事舞」です。秋祭りの写真の数々から、兵庫県の多様さに改めて気付かされます。(ニコン1V3 13ミリ 絞りf3.5 500分の1秒)

準佳作

『秋の恵み 』

白石正春

明石市(10月20日)

何げない日常こそ貴いもの。秋色の郊外の風景に心が和みました。(ニコンD750 28~300ミリ 絞りf3.5 2000分の1秒)

準佳作

『秋晴れの空に舞う鳥たち 』

中村秀太

播磨町(10月5日)

飛行機の撮影中だったとか。白い「編隊」が真っ青な空に映えます。(ニコンZ5 180~600ミリ 絞りf6 500分の1秒)

準入賞A

準入賞A

『一期一会の宙に 』

川口勉

準入賞A

『夕暮れる海に魅せられて 』

前田高

準入賞A

『あっ・はじけた! 』

土谷勝

準入賞A

『cast 』

円山嗣夫

準入賞A

『飛べ、滑走路 』

上原大

準入賞A

『獅子が来た 』

佐々木和彦

準入賞A

『花魁 oiran 』

藤村清春

準入賞A

『装いを整え 』

西尾秀己

準入賞A

『見に来てるかな 』

荒木孝允

準入賞A

『表現『波』 』

北本重安

準入賞B

準入賞B

『夕焼けローカル線 』

山内勝

準入賞B

『怪力、台場練り 』

斎寺義則

準入賞B

『手なおし 』

香山勇

準入賞B

『坂道からの風景 』

鳥居竹夫

準入賞B

『急げ、漁場へ 』

栗山由紀治

準入賞B

『待望の初飛来 』

岩沢敏雄

準入賞B

『あぁ暑い 』

前田博史

準入賞B

『気を付けて渡ろう 』

米沢貞雄

準入賞B

『トンボ道中 』

橋本利一

準入賞B

『今日の御馳走 』

野中峻

カメラアイ

写真の加工

 新聞の写真に「画像の一部を加工しています」というただし書きを付ける時があります。先の衆院選や兵庫県知事選では公平性の観点から、候補者を特定できないようにいくつかの写真にモザイク処理をしました。事件や事故、社会問題を扱うニュースでも、人権やプライバシーへの配慮が必要な場合は写真にモザイクやぼかしをかけます。通常の編集作業(トリミングや色調補正)を超えた加工にはただし書きが付く。逆に言えば、報道写真は加工されないのが大前提だということです。

 身近なニュースなど社会全体がテーマの「読者の報道写真」にも同じことが言えます。過去には重大事故の決定的瞬間が年間賞に選ばれたこともありました。ニュースに関わる以上は加工厳禁。写ったものを消したり変形させたり、色を加えたりしてはいけません。

 今回の審査で、画面を横切る電線を画像処理ソフトで消した痕跡のある作品が見つかりました。電線のあるなしに関係なく、中心に写る被写体はとても魅力的だったのに。「もったいない…」。選者の間でため息が漏れました。

(映像写真部 三浦拓也)


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