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神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 714 回8月 の入賞者

※応募総数 301点

一席

一席

『夏の須磨 』

向井章二

神戸市の須磨海水浴場(8月8日)

スマホを手に浮輪で遊ぶ2人連れ。逆光で輝く海面が、夏の一瞬という時間も切り取ったような印象を感じさせてくれます。(キヤノンEOS70D 100~400ミリ 絞りf8 8000分の1秒

二席

二席

『2人で追う! 』

平野栄治

明石市の明石トーカロ球場(8月25日)

白球、追う選手と審判員がきれいに収まっています。首を伸ばし、力強く地面を蹴る審判員が格好いいです。(キヤノンEOSR7 100~500ミリ 絞りf8 2000分の1秒)

三席

三席

『熱中症を見張っています 』

米沢貞雄

姫路市の白浜海水浴場(7月28日)

海水浴場の防波堤に並ぶ水筒という何げない光景ですが、奥に海で遊ぶ人たちを配置したことで、タイトルも写真を引き立てています。(ソニーサイバーショットDSC―RX100 28~100ミリ 絞りf5.6 1000分の1秒)

佳作

佳作

『猛暑の夏 灯台が 』

中村秀太

播磨町内(8月23日)

今年も暑い夏でした。ひと目でうだる暑さの感覚が伝わってきます。灯台奥の夏雲にもう少し迫力があれば一層良かったです。(ニコンZ5 180~600ミリ 絞りf7.1 800分の1秒)

佳作

『燃えよ ゴンドラ 』

佐々木和彦

姫路市の姫路セントラルパーク(8月15日)

迫力満点です。うまく切り取ったことで、観覧車が光のシャワーを浴びているような幻想的な光景になりました。(ニコンZ8 24~70ミリ 絞りf3.5 25秒)

準佳作

準佳作

『令和の夏? 』

北條美和

姫路市内(8月16日)

座布団が並んだ奥の仏間と脚立に乗る男性、2人の子どもはピアノに楽譜を据え、手前ではごろんと寝転んでいます。お盆で里帰り中なのでしょうか。三者三様の姿が面白く、物語性を感じます。(Galaxy S22 Ultra)

準佳作

『輪の行方に注目! 』

市嶋久資

加古川市のいなみ野学園(8月7日)

輪投げをする男性と見守るギャラリー。みんなの目線がいいです。(キヤノンEOSR5 35ミリ 絞りf1・8 500分の1秒)

準佳作

『炎暑のレンジャー 』

松本高年

加西市の県立フラワーセンター(8月4日)

抜け殻の配置とタイトルの妙です。確かに綱渡りしているようです。(ニコンD750 24~120ミリ 絞りf10 200分の1秒)

準佳作

『人形供養 』

加藤誠司

三木市志染町(8月24日)

田んぼ奥の斜面に積み重ねられたあまたの人形。シンプルな構図ですが、山すその暗さもあって、独特の雰囲気があります。(ソニーサイバーショットDSC-HX99 絞りf5.6 160分の1秒

準佳作

『最高のごほうび 』

北本重安

養父市大屋町(8月16日)

表情が語っています。タイトル通り、まさに最高のごほうびでしょう。(キヤノンEOSR8 24~240ミリ 絞りf6.3 60分の1秒)

準入賞A

準入賞A

『笑う 』

前田高

準入賞A

『仲間と 』

春名サトミ

準入賞A

『あ!イエローだ~ 』

西川浩美

準入賞A

『日の入りの頃 』

高橋三吉

準入賞A

『木造駅舎と黄色の女 』

有馬茂樹

準入賞A

『涼を求めて 』

内山義夫

準入賞A

『しだれ柳花火 』

西尾秀己

準入賞A

『キラキラ 詰め込みたい 』

梅谷詠子

準入賞A

『未知への入り口 』

三木操

準入賞A

『舞い上がれ! 』

清水静夫

準入賞B

準入賞B

『幻の月 』

川口勉

準入賞B

『水掛け祭り 』

板井幹

準入賞B

『蝉の肖像 』

濱口榮司

準入賞B

『盆休みの漁港 』

山内美代子

準入賞B

『逆さ富士 』

川端政之

準入賞B

『夕日をあびて楽しい時 』

大西敏晴

準入賞B

『打ち上げ花火と姫路城 』

柴田健太郎

準入賞B

『影遊び 』

清瀬さと子

準入賞B

『幻想的な祭り さいれん坊主 』

田中宏

準入賞B

『イセキのおっちゃん 』

國本喜和

カメラアイ

トリミングで一変

 今春からデスクになり、仕事が撮影から、記者が撮影した写真を商品として整える編集に一変しました。神戸の本社各部門から出稿される写真が対象で、半年過ごしてみた大まかな印象は、明るさ調整とトリミングの2点に作業が集約されている気がします。

 紙の面積や他の記事との兼ね合いで、写真には一定の制約が発生します。その中でひと目見て何の写真か分かるかという点は大切な要素です。料理なら、どんな器に盛りつけるのか? 主菜が引き立つ位置は? 大きさは? 副菜は主菜を邪魔せず引き立てているか?―を調えながら、一皿を仕上げる感じでしょうか。

 今回の応募作でも最初のフレーミング、もしくはトリミング次第でもっと良くなりそうな写真が多数ありました。ファインダーをのぞく時は四隅まで目配りを。撮影した写真も見直して“盛り付け”を確認することで、仕上がりが一変することがあるはずです。

(映像写真部 中西幸大)


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