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神戸新聞社 読者の報道写真コンテスト

読者の報道写真コンテスト

第 713 回7月 の入賞者

※応募総数 307点

一席

一席

『ET登場 』

宇野徹

明石市の明石公園(7月20日)

一目見て、遠い昔に観賞した映画「E.T.」を思い出しました。確かに地球に取り残された異星人のように見えます。生き物の表情はユニークですね。(OM SYSTEM OM―1マークⅡ 300ミリ 絞りf5・6 1000分の1秒)

二席

二席

『現実の幻日 』

山内勝

明石市(7月7日)

早朝の水辺で思いもかけない幸運に恵まれました。マンションや水面を入れた構図はお見事です。(ニコンD7100 魚眼レンズ 絞りf11 400分の1秒)

三席

三席

『おねだり 』

山本喜一

淡路市(7月12日)

交差するようなくちばしの形が、印象的な1枚です。(キヤノンEOSR6マークⅡ 150~600ミリ 絞りf8.0 2000分の1秒)

佳作

佳作

『まつりの朝 』

加藤誠司

明石市松江海岸(7月20日)

人の向こうに広大な海、そして空。シンプルさがかえって目を引きました。(ソニーサイバーショットDSC―HX99 絞りf4・0 500分の1秒)

佳作

『湯屋のある街 』

石垣康江

高砂市(6月11日)

趣がある光景です。夜道を歩く猫。いいタイミングでシャッターを切りました。(オリンパスE―M5マークⅢ 25ミリ 絞りf1.8 20分の1秒)

準佳作

準佳作

『夏本番 』

西川浩美

加古川市(7月21日)

巨大な雲と新幹線。コントラストが絶妙です。(キヤノンEOSR6 24~105ミリ 絞りf5・6 800分の1秒)

準佳作

『ゴーストタウン 』

清瀬さと子

姫路市(7月3日)

早朝、霧に包まれた姫路城と街の大通り。車が1台も通っていないのは不思議な光景に見えます。(ニコンZ6Ⅱ 70~200ミリ 絞りf8 320分の1秒)

準佳作

『夜光虫 』

中井正和

神戸・須磨海岸(7月6日)

神秘的な海岸の景色。空の色や街明かりも効果的です。(フジフイルムGFX50sⅡ 35ミリ 絞りf5・6 30分の1秒)

準佳作

『トンボに興味なし 』

山口康博

加東市(7月14日)

親鳥がヒナにエサのトンボを運んで来ましたが、大きくて食べることができなかったようです。面白い光景です。(キヤノンEOSR7 18~400ミリ 絞りf8 200分の1秒)

準佳作

『ストリート 』

白石正春

大阪市北区(7月15日)

写真映えのする空間。看板を持つ人がいいアクセントになっています。(ニコンD750 28~300ミリ 絞り3・5 1000分の1秒)

準入賞A

準入賞A

『ポートタワーにプレゼント 』

澤勝弘

準入賞A

『ひと休み 』

坂本孝

準入賞A

『子育て奮闘中 』

位田靖志

準入賞A

『お見せしよう 』

円山嗣夫

準入賞A

『Dr.Yellow Sniper 』

中間弘久

準入賞A

『初めて見ました 』

下古谷孝夫

準入賞A

『熱湯浴び 』

西尾秀己

準入賞A

『〝相棒〟 』

徳永直久

準入賞A

『ダイヤモンド萬歳山 』

足立道明

準入賞A

『七夕 』

才木正彦

準入賞B

準入賞B

『朝焼け 』

板井幹

準入賞B

『のぞき見 』

梅津郁朗

準入賞B

『たこつぼ 』

濱口榮司

準入賞B

『集団登校 』

堂上芳

準入賞B

『頑張ったご褒美 』

清光静枝

準入賞B

『背比べ 』

芦田豊

準入賞B

『間近にトンネル 』

米沢貞雄

準入賞B

『落陽 』

寺坂好司

準入賞B

『ハネムーン 』

國本喜和

準入賞B

『明石海峡大橋を望む 』

福本博昭

カメラアイ

不親切、不完全な写真

 「人をひきつける写真とは」。そんなタイトルで5月、神戸新聞明石写真連盟に所属する方々らの前でお話をする機会を得ました。大げさな題に少し気恥ずかしいものの、長年、写真と関わり感じてきたことを率直に説明させていただきました。

 表情の良さや逆光、現場の音を伝えるといった基本的な言葉を並べて解説。そして改めて必要と思い、取り上げたワードが「不親切」、「不完全」です。表現が適切ではないでしょうが、完璧な、つまり親切に説明し尽くしているカットは弱いということです。

 撮影は伝達行為です。1枚にあれもこれもと情報を多く写すと相手は理解しやすいかもしれません。しかし心にまで届いているかといえば別。不親切な写真を見て「何だろう」と一瞬でも立ち止まってもらう方が、胸に響いてくることが多いように感じます。

 新聞社の写真記者は説明写真をよく撮ります。基本の動作ですが、企画となると違ったアプローチが不可欠です。完全を求め努力することは大切ですが、そこから何を削っていくのか。マイナスに至る部分にこそセンスや感性が問われていると思います。

(映像写真部次長 中西大二)


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