第1作と同じメンバーが再び
今回も前作の撮影隊3人が集まってくれました。重い撮影機材を担ぎ、須磨アルプス・馬の背に登ってから約1年。亀のようにゆっくり進んでいる企画ですが、また皆さんにこうして力を貸していただき、とても心強かったです。現場ではこちらはすっかりリラックスしきってボーッと眺めているだけでした(笑)

竹本祥乃(たけもと・よしの)=監督・編集
神戸市在住。平日は医療系の研究技術職、週末に映画を撮影。昨春公開の映画「にしきたショパン」が上映を重ね、海外の国際映画祭でもノミネート、受賞を更新中。
現場では時間が限られる中、素早く判断し、テキパキ指示。趣味でチェロを弾かれるそうで、映像のブラームスのチェロ・ソナタ第1番も好きな曲と聞き、うれしかったです。撮影翌月には編集も終え、すがすがしくパリの国際映画祭へ。

前田智広(まえだ・ともひろ)=カメラマン(地上撮影)
1971年生まれ。明石市出身。京都市在住。映像制作「Light House」代表。映画「にしきたショパン」でロンドン国際映画祭入選、撮影賞ノミネート。
現場では複数のカメラを入念に準備。「今回は漂うようなイメージかなと思い、出来るだけ映像をふわっと動かすようにしてみました」と前田さん。優しい春の風を感じられるカメラワークで、美しく幻想的な映像にしてくださいました。

藤城達也(ふじしろ・たつや)=カメラマン(ドローン撮影)
1977年生まれ。加古川市在住。映像制作「Abendrot」代表。神河町主催のドローン映像コンテストでグランプリ。行政関連の動画を多数制作。
ピアソラの「アヴェ・マリア」で、演奏者の頭上を浮遊するような映像が何とも夢見心地で懐かしい気持ちになります。「木漏れ日の逆向きのような、ドローンらしい映像が撮れて良かったです」と藤城さん。ありがとうございました!