初めて書いた小説のことは、今でもはっきりと覚えている。
21歳、当時大学2年生だった私は何者でもないモラトリアムの最中にいた。六甲台で講義を受け、旅行サークルの活動をし、神戸将棋センターで手合い係のアルバイトに勤(いそ)しむ日々。
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初めて書いた小説のことは、今でもはっきりと覚えている。
21歳、当時大学2年生だった私は何者でもないモラトリアムの最中にいた。六甲台で講義を受け、旅行サークルの活動をし、神戸将棋センターで手合い係のアルバイトに勤(いそ)しむ日々。
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