新ひょうごの医療
- 生活に支障きたす「慢性疲労症候群」
2019/7/6~2019/7/6
健康だった人が感染症などをきっかけに極度の倦怠(けんたい)感や痛みに襲われ、日常生活に支障をきたす「筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)」。発症の仕組みが解明途上で社会の理解が広まらないため、「誰もが疲れを我慢してる」「なまけ病」などと言われて傷つく患者も多いという。国内初の患者が出てから約30年。日本には現在、約30万人の患者がいるとされる。最新の脳科学研究により、「脳内炎症による自律神経系の内科疾患」である可能性が高まっている。

