6月5日発売の任天堂のゲーム機「Nintendo Switch 2(ニンテンドースイッチ・ツー)」の転売対策が効いている。任天堂は「現行機のプレー時間50時間以上」など抽選販売に応募条件を設け、転売目的で大量に仕入れる行為を阻んでいる。ただなおも電子商取引(EC)サイトなどに高額転売する例が見られ、さらなる対策が求められている。
「スイッチ2の在庫のうち、転売に回るのは5%前後にとどまるのではないか」--。ある証券アナリストはそう予測する。卸会社への聞き取りや周辺情報を総合して試算した結果、2017年発売の初代スイッチは「ピーク時で3割くらいが中国へ流出していた」(同)。