兵庫では早春の風物詩となってきたイカナゴのシンコ漁。近年の水揚げデータは急激な下降線を示し、消費者の「くぎ煮離れ」を懸念する声も聞こえる。今回の取材で出会った漁業者や専門家らの生の声は想像以上に厳しかった。「一向に数が回復しない」「終漁が１日遅れただけで、とどめを刺すことになりかねない」。イカナゴが潤沢に泳ぐ瀬戸内は戻るのか。現状を取材し、復活のシナリオを探った。

■水槽から消える？

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