深ヨミ

兵庫県森林動物研究センター開設15年 専門家3氏に聞く
河合先生がセンター設立に込めた思いとは?

2022/12/12 11:35

 シカ、イノシシ、クマ、サル、アライグマ…。各地で人と野生動物の摩擦が浮き彫りになっている。鳥獣被害は自然豊かな中山間地だけでなく都市近郊でも問題に。兵庫では開設15年を迎えた県森林動物研究センター(丹波市)が対策の核を担う。欧米で培われた「野生動物管理学(ワイルドライフマネジメント)」を取り入れた組織の発足に尽力したのは、昨年亡くなった霊長類学者の河合雅雄さんだった。元国立科学博物館館長の林良博名誉所長(76)、東京農工大名誉教授の梶光一所長(69)、兵庫県立大教授の横山真弓研究部長(55)に、河合さんがセンター設立に込めた思いを聞いた。(小林良多)


 -日本ではどうして鳥獣被害が広がっているのでしょうか。


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