男性主導、独特の作法に諦め/声上げやすいネットワークを
労働組合の全国中央組織である全国労働組合総連合(全労連)と日本労働組合総連合会(連合)で、初の女性トップが相次いで誕生した。企業と同じように労働組合でも、女性役員の増員計画が掲げられるが、実現は容易ではない。連合の昨年の調査では、組合員全体で女性が占める割合は36・2%だったが、執行委員は16・5%にとどまっている。女性役員を「クミジョ」と呼び、その実態調査や研究に取り組む武庫川女子大経営学部の本田一成教授(57)は、彼女たちが直面している「壁」と「崖」を指摘する。詳しく聞いてみた。(石沢菜々子)
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