鈴、笛鳴らし歩いて/薄明薄暮は入山回避を
今年6月、兵庫県芦屋市内の六甲山系の登山道でクマと思われる動物を目撃した、との情報が2件寄せられ、ハイカーの間に衝撃が走った。県北部の生息地から遠く離れた六甲山系で、クマの心配をする日が来るとは…。本州に生息するツキノワグマは、この時期、冬眠に向けて脂肪を蓄積するため、食べ物を求めて活発に移動する。紅葉シーズンを前に、県森林動物研究センター(同県丹波市)研究部長の横山真弓さん(54)に聞いた。山でのクマとの遭遇事故に、どう備えればいいですか。(松本寿美子)
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