北朝鮮による拉致被害者横田めぐみさん=失踪当時(13)=の母早紀江さん(90)が2日、夫滋さんの死去から6年となるのを前に川崎市内で取材に応じた。いまだ帰国が実現せず「ごめんね」と滋さんの写真に語りかける日々が続いていると明かした。

 滋さんは被害者家族会の初代代表を務め、救出活動に尽力。2020年6月5日、娘と再会を果たせぬまま87歳でこの世を去った。

 早紀江さんによると、毎朝お茶を供えながら進展がないことを報告。時には「頭にくるね」といらだちをぶつけたり「寂しい」と話しかけたりしている。ただ写真の滋さんは、にこにこの笑顔で返事はなく、悲しさを募らせているという。