【エルサレム共同】イスラエル首相府は26日、パレスチナ自治区ガザに残る最後の1人の人質遺体がイスラエルに返還されたと発表した。米国が発表したガザ和平計画「第2段階」への移行について、イスラエルは遺体を含めた人質全員が引き渡されるまで実施できないと主張していた。イスラエルが態度を軟化させ、和平計画が進展する可能性がある。ガザ最南部ラファ検問所が再開され、人の往来が実現するかどうかが焦点だ。

 ラファ検問所はエジプトとの境界にあり人と物資の往来の要。イスラエルは25日、遺体捜索完了後に人についてのみ再開すると表明している。

 遺体返還を受け、ネタニヤフ首相は「約束通り任務を完了した」と成果を誇示した。イスラム組織ハマスの武装解除を念頭に「他の目標も達成する」と述べた。トランプ米大統領も26日、米ニュースサイト、アクシオスに対し「ハマスを武装解除しなければならない」と語った。

 一方、ハマスは声明で停戦合意を順守していると強調。ラファ検問所を制限なく再開し物資搬入を拡大するよう求めた。