【キーウ、ウィーン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は26日、ハンガリー国境に近いウクライナ領空で、ハンガリーのものとみられる偵察用無人機の活動を確認したと通信アプリに投稿した。ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相はこれを否定し、ゼレンスキー氏が「反ハンガリーへの執着で正気を失いつつある」と反発した。

 ウクライナのシビハ外相はX(旧ツイッター)に「ウクライナと欧州諸国に対するハンガリーの工作活動やロシア寄りの行動に誰もが気付いている。ウクライナの大統領を攻撃しても、その事実は変わらない」と投稿し、応酬が激化した。

 ハンガリーはロシアに融和的な姿勢で知られ、ロシア産原油の輸入を続けている。