「手品師」の妙技に沸いた。サッカーJリーグ1部ヴィッセル神戸のアンドレス・イニエスタ選手(34)が22日夜、神戸市兵庫区のノエビアスタジアム神戸で公式戦デビューした。詰め掛けた2万6千人以上の観客からは、同選手がボールに触るたび、割れんばかりの歓声が巻き起こった。
スペイン1部リーグの名門バルセロナで活躍したイニエスタ選手。2010年のワールドカップ(W杯)決勝では、スペイン代表として決勝ゴールを決める活躍を見せるなど、世界屈指の司令塔として名高い。
この日の湘南ベルマーレ戦後半、背番号8のイニエスタ選手がピッチ上に現れると、スタジアムは大歓声と拍手に揺れた。スペインの国旗が振られ、イニエスタ選手にボールが渡るたび、サポーターの興奮が高まっていた。
ヴィッセルの完敗に終わり、残念な結果となったものの、神戸市北区の音楽家(28)は「深紅のユニホームを着たイニエスタ選手を見られるなんて夢みたい。足にボールが吸い付いているようだった」と感動。同市西区の小学1年の男児(7)は「フェイントの足さばきがすごい。次はゴールを見たい」と話した。
また、ファンサービスで一部の来場者にイニエスタ選手のメッセージカードも配布された。背番号8のユニホームを着て訪れた会社員(23)=同市西区=は「カードは額縁に飾る」と興奮。「世界トップレベルの技術がヴィッセル神戸の選手に良い刺激になれば、もっと強くなる」と期待を寄せた。(村上晃宏)









