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多田悦子
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多田悦子

 プロボクシング女子のミニマム級で世界主要3団体を制した多田悦子(41)=真正、西宮市出身=が現役を退くことが19日、分かった。日本女子を草創期から支えたサウスポーは、神戸新聞の取材に対し「全力でやってきたので後悔はない。情熱を出しきった」と理由を語った。

 世界ボクシング機構(WBO)の女子同級王者だった2021年10月、韓国で行われた初防衛戦で、ベトナム選手に判定負け。その後は試合から遠ざかり、「中途半端にやりたくない」と引退を決意した。

 多田は西宮西高(現西宮香風高)で競技を始めた。アマチュア50戦を経て、日本ボクシングコミッション(JBC)の女子公認を機に、08年にプロデビュー。スピードと技術を武器に09年、世界ボクシング協会(WBA)の同級王座に就き、9度防衛した。

 真正ジム移籍後の15年に同級の国際ボクシング連盟(IBF)王者となり、18年にはWBOのベルトを獲得した。通算成績は27戦20勝(7KO)4敗3分け。(藤村有希子)

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