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陸上の日本室内選手権女子三段跳びで優勝した船田茜理(右)と2位の高島真織子=大阪城ホール
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陸上の日本室内選手権女子三段跳びで優勝した船田茜理(右)と2位の高島真織子=大阪城ホール

 4日に大阪市で開かれた陸上の日本室内選手権女子三段跳びで、兵庫勢がワンツーフィニッシュした。高砂高出身の船田茜理(武庫川女大)が、市西宮高出身の高島真織子(九電工)に逆転勝ち。競い合いながら昨年大きく記録を伸ばした2人は今季、世界へ飛び出すため14メートルをターゲットに定める。

 試合は2本目に高島が13メートル18、船田が13メートル05をそれぞれマークして一騎打ちに。最終5本目を前に船田は1学年先輩の高島に冗談めかして宣言した。「次、抜かしてきますね」。言葉通り13メートル27を跳んで逆転した。

 「いつもあおってくるんです」と苦笑いの高島。最終跳躍の感覚は悪くなかったというが、記録を伸ばせず2位に終わった。後輩との争いに「やっちゃいけない負け方」と悔しがりつつ、「ライバルとして戦えるのはうれしい」とさわやかに振り返った。

 船田は昨年、一気に飛躍した。シーズン当初は13メートル10台だったが、8月に日本歴代3位で日本学生新記録となる13メートル81をマークし注目を集めた。冬季練習では重点的に筋力トレーニングに取り組み、今季は「13メートル後半はコンスタントに跳んで、その延長線上で14メートル跳べるようになりたい」と力を込める。

 社会人1年目だった高島は昨季序盤に自己新を連発した。4月末に13メートル35、5月に13メートル48を記録。社業と練習の両立にも慣れ、今季は「13メートル80をアベレージにしながら14メートルを引っかけたい」とやはり大台をにらむ。

 女子の三段跳びは世界との距離が遠い種目だったが、昨年は森本麻里子(内田建設)を中心に好記録が生まれ、活気づいている。森本は今年すでに自身の持つ室内日本記録を更新する13メートル66を跳んでいる。

 走り幅跳びでは秦澄美鈴(シバタ工業、武庫川女大出身)が昨年世界選手権に出場し、船田は「大学の先輩が跳躍を盛り上げてくれている。同じように戦っていきたい」と発奮。4月からは大学院に進み「海外の試合を経験したい」と世界ユニバーシティー大会出場を見据える。高島はアジア大会を目標に、選考会となるシーズン序盤の大会へ「これからのわずかな期間でしっかり調整したい」と意気込んでいる。

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