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男子・西脇工の1区長嶋幸宝(左)からたすきを受けて駆け出す山中達貴(中央)=撮影・中西幸大
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男子・西脇工の1区長嶋幸宝(左)からたすきを受けて駆け出す山中達貴(中央)=撮影・中西幸大
7位入賞を果たし、笑顔を見せる男子・西脇工のメンバー=京都市右京区、京都市体育館(撮影・坂井萌香)
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7位入賞を果たし、笑顔を見せる男子・西脇工のメンバー=京都市右京区、京都市体育館(撮影・坂井萌香)

 男子第72回、女子第33回全国高校駅伝は26日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着する男子7区間42・195キロ、女子5区間21・0975キロで行われ、兵庫代表は女子の須磨学園が1時間9分46秒で6位、男子の西脇工が2時間3分50秒で7位で、ともに入賞した。

 逆境を越えて達成した5年ぶりの全国入賞は、格別だった。昨年の兵庫県大会で33年ぶりにトップ2を逃して3位に甘んじた男子・西脇工が、再起を懸けて挑んだ大舞台で7位。足立監督は「最後まで諦めない気持ちのこもった走りがうれしかった」と目を細めた。

 3年生が輝きを放った。13位でたすきを受けた2区山中は「1区長嶋の積極的な走りに感化された」と力を出しきることを心掛けた。残り700メートルで勝負する展開を描き、持ち前のスピードを生かして10人抜き。大会史上3人目の7分台で区間賞を獲得し「高校生活で一番の走りができた」と充実感を漂わせた。

 長距離区間を任された3区寺本は留学生に抜かれても冷静さを保ち、自分のリズムを意識。前半からの流れを後続に引き継ぎ「中盤粘って、後半攻めていけた」と納得した。

 指揮官が「後半のポイント」と挙げていた6区は、主将の塩田が本領を発揮。中継時点で7番手まで5秒差の9位で「ここで抜いたら入賞に近づく。このチーム最後の大会。気持ちで追い上げた」と力を振り絞り、7位に押し上げた。

 どん底を味わってから1年、個性豊かなメンバーが一丸となって目標にたどり着いた。塩田主将は「伝統校の中で、3年生の姿は大きいと、後輩たちに見せられたかな」と胸を張った。

(金山成美)

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