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女子・須磨学園のの1区石松愛朱加(右)からたすきを受け取る2区道清愛紗
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女子・須磨学園のの1区石松愛朱加(右)からたすきを受け取る2区道清愛紗
6位入賞を果たした女子・須磨学園のメンバー=26日午後、京都市右京区、京都市体育館(撮影・坂井萌香)
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6位入賞を果たした女子・須磨学園のメンバー=26日午後、京都市右京区、京都市体育館(撮影・坂井萌香)

 全国高校駅伝は26日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着するコースで行われ、5区間21・0975キロで争った女子で4年連続26度目の出場を果たした兵庫の須磨学園(石松愛朱加、道清愛紗、大西文香、塚本衣音、田村優芽)は1時間9分46秒で6位に入り、24度目の入賞を飾った。 

 女子・須磨学園は二枚看板が本領を発揮して4年連続入賞。石松が「価値ある6位」と言えば、「厳しい状況の中、可能性を信じてやってきてよかった」と道清。県大会から続く笑顔のたすき渡しも揺るがなかった。

 3年連続出場の石松は初の1区。序盤から仙台育英が飛び出す展開にも冷静だった。3位集団で上位をうかがい「タイムに関係なく、いい仕事をしてくれた」と浜本監督。6位で中継し「3年間の中で一番力を出し切れた」と重責を果たした。

 2年連続2区の道清には策があった。5人を抜いた昨年は終盤にスピードが落ちた反省を生かし、今年は得意の上りで差を詰めた。「最後の1キロで切り替えられた」と4人をかわし、2位に押し上げた。

 1995年から出場した全大会で入賞が続く。ただ今季は目標タイムをクリアできず、閉塞(へいそく)感を打ち破れずにいた。3位に沈んだ近畿大会後、塚本主将はあえて厳しい口調で語りかけた。「2年間走れなかった。3年生だから最後に懸けている」。メンバーの心が揺さぶられた。

 レース後、浜本監督と握手を交わすと石松の感情があふれた。「入賞は難しいとか、全国で勝負できないとか言われたこともあったけど、できることを積み重ねられたと思う」。チームの思いを代弁する安堵(あんど)の涙だった。(尾藤央一)

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