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女子・須磨学園の先制攻撃の起点となった1区石松愛朱加(右)から2区道清愛紗へのたすきリレー(撮影・吉田敦史)
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女子・須磨学園の先制攻撃の起点となった1区石松愛朱加(右)から2区道清愛紗へのたすきリレー(撮影・吉田敦史)
女子・須磨学園の3区大西文香(左)からたすきを受け取る4区干飯里桜=丹波篠山市内(撮影・吉田敦史)
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女子・須磨学園の3区大西文香(左)からたすきを受け取る4区干飯里桜=丹波篠山市内(撮影・吉田敦史)

 須磨学園は二枚看板で突き放した。1区石松、2区道清で2位に2分1秒差をつける盤石の展開で、女子の最多優勝回数を「24」に伸ばした。

 「3年生になったら1区を走る」と満を持した石松。前半は19分30秒のペースを刻むも、向かい風と暑さで「ラスト1キロで足が動かなくなった」と目標より32秒遅れた。それでも52秒のリードを確保。1年時の2区、2年時の5区に続き、3年連続の区間賞で「最低限の役目」を果たした。

 前半型からの脱却をテーマに挑んだ2区の道清は「意識して後半のラップを上げられた」。全国高校総体や日本選手権など大舞台の経験を生かし唯一の12分台をマーク。先輩の小林祐梨子さんが持つ区間記録には3秒届かなかったが「3年生の責任は果たせた」と昨年より1秒縮めた。

 残る3区間で奪ったリードは23秒。4年連続の区間賞独占にも浜本監督は「勝ってかぶとの緒を締めたい」と厳しい。3区大西、アンカー田村の2年コンビは「(石松、道清の)2人に頼るだけでは近畿、全国で通用しない」と口をそろえ、仙骨の疲労骨折から復活途上の4区干飯は「万全で走れるように」と誓う。

 神戸地区予選後には最上級生が「須磨学園で戦う自覚が足りない」と急きょミーティングを敢行した。3年連続入賞中の全国高校駅伝に向け「死ぬ気でやるしかない」と石松。言い聞かせるように語気を強めた。

(尾藤央一)

【リンク】高校駅伝2021

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