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初の県大会に向けて気持ちを高ぶらせる関学の女子=西宮市の同校
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初の県大会に向けて気持ちを高ぶらせる関学の女子=西宮市の同校

 10月23日に兵庫県内7地区で一斉に行われた予選を経て、男子40校、女子30校が県大会出場を決めた。昨年に続き、新型コロナウイルスの感染拡大は日々の練習や試合などに大きな影響を与えたが、さまざまな苦難を乗り越えた選手たちが丹波篠山路への切符を手にした。初めて夢の舞台に挑戦する男女計5校を紹介する。

 女子の関学は2015年の男女共学化から7年目で初の県大会へ。浜田華帆主将の3年がかりの思いも結実し、「関学の存在感を示したい」とひのき舞台を心待ちにする。

 2年前の長距離部員は浜田1人で、ひざのけがで阪神地区予選出場を諦めた。翌年は北内李弥が入部し、全校集会で残るメンバーを募った。「すごい緊張したけど、どうにかして集めたくて」と浜田。すると、部活動を引退していたバレーボール部、剣道部の先輩3人が参戦。「ユニホームもそろわず、体操服で出てもらった」と振り返る昨年は地区大会17位だった。

 今年は県高校ユース対校選手権1年3000メートル4位など実力十分の滝井空良が加入。「陸上部だけで走りたい」という主将の熱意に押され、400メートルの入江りか、100メートル障害の坪井まどかも加わった。地区大会では1区滝井が首位と5秒差の3位と快走。最終順位は6位だったが、追加枠で出場権を手にした。浜田は「ひとつ歴史をつくれた。県大会が当たり前になるチームに」。後輩へのエールも込め、初の丹波篠山路を駆ける。(尾藤央一)

【リンク】高校駅伝2021

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