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 サッカーの兵庫県高校選手権を兼ねた第99回全国高校選手権兵庫県予選(神戸新聞社後援)最終日は、8日午後1時からノエビアスタジアム神戸(神戸市兵庫区)で決勝を行う。悲願の初優勝を目指す三田学園か、2年連続11度目の頂点を狙う神戸弘陵か。両校のこれまでの戦いぶりと注目選手を紹介する。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試合は無観客で行われる。(山本哲志)

■悲願の初優勝か

 6年ぶりの決勝に挑む三田学園は、今大会無失点の堅守が光る。兵庫の高校で唯一スーパープリンスリーグ関西に参戦。Jリーグの下部組織や大阪の強豪校との真剣勝負が、守勢での粘り強さに生きている。攻撃はスピード豊かな長野、清水のダブルエースに託す。指導歴20年を超す福原監督の引き出しにも注目だ。

■堂々の2連覇か

 県新人大会との2冠を狙う神戸弘陵は、1試合平均7・2得点と攻撃力がずばぬけている。徳弘の抜け出し、田中祉のドリブル、J3今治に加入が内定した松井のスルーパスなど、多彩な崩しから得点を量産する。守備陣にも橋本、小倉ら前回全国16強の経験者がそろい、失点はクロスが直接入った滝川第二戦だけだ。

 県新人大会準々決勝では神戸弘陵が3-1で三田学園を下しており、神戸弘陵が総合力でやや優位か。三田学園はカウンターやセットプレーの好機を確実に仕留めたい。

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